大阪港にて


不動産バブルの終焉を迎えた折、この建物は世間にお披露目されました。
某社の創業90周年事業を祈念し、美術館として開設されました。
設計は飛ぶ鳥を落とす勢いの地元建築家。
世の中が沈んだ空気に変わりつつあるのに、これはまた凄いもんを造ったな。。。というのが当時の感想です。
オープニングに開催された設計者の個展では氏自らが会場を訪れ、学生に「えぇやろ。」とコメントを求める始末。
隣に建つ水族館に対しては「あんな景観破壊の外観は、どないかならんのか。」と言うていたのを思い出します。

時は流れ、この建物は2010年末をもって休館となり、以降は単発的なイベント開催に留まり、
企業は採算の合わないこの建物を展示物ごと所有権放棄し、市の所有に変わりました。
訪れるものが少ないこの建物は、既に遺構のような雰囲気すら漂い始めているように思えます。
将来的な展望をまったく考えなかった(考えたとしても甘かった)としか言いようがありません。

今、この設計者が審査委員長となり、目出度く当選となった国立競技場の建設が始まろうとしています。
完成した競技場を氏が見た際に「景観破壊」と感じることはないのでしょうか。
まだ間に合う、、、はず。



あらら、ゴーストが出てますね。[#IMAGE|S8#]
気を使うレンズです。


コメント

No title

>Robertoさん

私も初期作品の特集本は何冊も購入するほど好きでした。

大きなものは苦手なのかもしれませんね。。。

2015/01/22 (Thu) 17:45 | smart-time #79D/WHSg | URL | 編集
No title

>Hiroshiさん

はい、NHKの朝ドラでいうところの鴨居商店さんですな。



氏の設計は大きな建物も小さな建物も同じ感覚で造られている

ように見受けられます。

ですから無駄にでかい感じ(=コピー機で引き延ばした感覚)を受けるのでしょう。

業界の老害とまでは言ってないかもしれませんが、部分的には的を得た表現です(^^;

2015/01/22 (Thu) 17:52 | smart-time #79D/WHSg | URL | 編集

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